メディカル事業

お口の健康が健康寿命と関係していることが近年知られてきました。
メディカル事業部では、お口の健康に最も大きな影響を与える「口腔がん」の早期発見・早期治療に取り組んでおります。

口腔がん検診の普及を目指して

毎年約7,000人以上の方が口腔がん(咽頭含む)で命を落としています

口腔がんはお口の中に発生するがんで、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。

舌がん、歯肉(歯ぐき)がん、口腔底(舌の下)がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がんがあり、そのうち日本人に一番多いのが舌がん(約60~70%)です。
ときどき「口の中にもがんができるの?」と驚かれる方がいらっしゃいます。

それだけ口腔がんは認知度が低いのが現状ですが、頭や喉にできるがんの中では、喉頭がんに次いで多いのが口腔がんです。がん全体からすれば約1~3%と低い数値ではありますが、日本では毎年約7,000人が口腔がん(咽頭含む)で亡くなられています。

残念ながら、この数字は年々増え続けています。

口腔がんの5年生存率は60~80%と比較的高く、初期の段階で発見・治療をすれば、十分に元の生活を取り戻すことが可能です。

しかしかなりステージが進んでしまうと、命を救うために手術で舌や顎の骨を切除しなければならなくなり、食事や会話がとても不自由になります。
アメリカをはじめとした先進諸国では、口腔がんの早期発見・早期治療が積極的に行われているため、がんになる確率は高くても、死亡率は減少傾向にあります。しかし、日本はどちらも増加の一途をたどっています。この違いは一体どこにあるのでしょうか?
日本では、ほかのがんに比べて口腔がんの認知度が低いことに大きな原因があります。

口腔がんから大切な命を守り、いつまでも健康で快適な生活を送るために、私たちにできることがあります。 それは、

口腔がんの認識、予防、早期発見、早期治療です。

口腔がんの早期発見は、これからの歯科医院に求められる大きなテーマです。

口腔がん検診を普及させて、日本での口腔がんによる死亡率(46.1%)を米国並み(19.1%)に低減されれば年間5,000名の命が救われます。

口腔がん検診の普及を目的として、口腔内を観察するために役立つ蛍光観察装置「ORALOOK」と、クラウド型健診支援システム「ORALCLOUD」を開発し、口腔がんの早期発見に取り組んでおります。